禁断の科学裁判
 
−−−ナウシカの腐海の森は防げるだろうか−−−


<地元同意はとれていない>
安田節子(食政策センター「ビジョン21」主催者)
12.25.2005

現地で交わされた参加者と研究センター職員とのやりとりで実験田んぼに隣接する農家15軒の同意をとっていると発言しましたが、ちょうど隣接農家の人が来ていて、話も聞いていないし、同意した覚えもないと発言。実際は自治会長に話し、回覧を回してもらうよう依頼したというだけで、同意書を取ったわけではないことが判明。上越市長は北海道のように条例(GM作物栽培規制)を検討すると懸念を述べ、JAえちご中央は反対決議を出した。同意をとったという言い分は崩れているのです。
5月24日に参議院議員会館内で新潟のGMイネ栽培試験中止を求める政府交渉の場がもたれましたが、地元生産者から風評被害が起こったらどう責任をとるのかという質問に対し、風評は特定の人が流す誤った情報によるからでその人を特定して説明し、納得させるなど手を打つ、風評被害は起こさない覚悟、田植えは実施するというばかり。会場の人たちは無責任な発言と怒りをあらわにしました。
島村農水大臣はこの日予定されていた連絡会代表との面談をキャンセルし、翌25日に野外実験許可を出しました。

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