禁断の科学裁判
 
−−−ナウシカの腐海の森は防げるだろうか−−−

遺伝子組み換えイネでリードするイラン

 イランは2005年、世界で初めて、遺伝子組み換えイネの商業栽培を開始した。イランの遺伝子組み換えイネは、テッポウムシ(stem borers)に対する抵抗性を持ち、イランの科学者がフィリピンの国際イネ研究所で開発した。この害虫抵抗性のイネには、米国で一般的に栽培されている Bt コーンに組み込まれたものと同じバクテリアの遺伝子が組み込まれている。そのため、もしこのコメが輸出された場合、特許問題が生ずる。

 2005年に、500人から1000人のイラン農民がこの遺伝子組み換えイネを栽培したと見られる。完全な商業化は今年開始され、規模は約2万ヘクタール以下である。イランは、このコメを輸出することはないと見られる。

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