禁断の科学裁判
−−−ナウシカの腐海の森は防げるだろうか−−−
マネー
GMイネの裁判とお金 | |||||||||||||||||||||||||
明治の代表的キリスト教者である内村鑑三は、こう言いました。後世へわれわれの遺すもののなかにまず第一番に大切なものがある。何であるかというと金です。映画監督のl黒澤明は、タルコフスキーの「惑星ソラリス」でかかった大金の制作費用について、こう書いています。 それだけの金を使うのは、それだけの才能と努力がいるのだ。「『惑星ソラリス』地球の自然への望郷」今回のGMイネの裁判の最大の特色は、誰が被害者=原告になったらいいのか、正直なところ、よく分からなかったことにあります。 というのは、現実の被害が今ここに起きているわけではなく、予防原則の見地から未来の危険性を問題にする事件だからです。 しかも、その危険性はどのような深刻なものにまで及ぶか予見が不可能であり、なおかつ、いったん、そうした事態が発生した場合には、事態を元に回復することが不可能という深刻な問題を孕んでいました。 その場合、最大の被害者は、恐らく、我々が依存しているこの地球の生態系そのものであり、未だ生まれざる我々の子孫の人たちです。 つまり、地球の生態系そのもの、そして未だ生まれざる我々の子孫こそ真の被害者=原告になるに相応しいのです。 してみれば、今、原告となって裁判と取り組んでいる人たちとて、ズカッと言えば、真の原告である地球の生態系そのもの、そして未だ生まれざる我々の子孫の代弁者として法廷に立っているのです。 今回のGMイネの裁判のこのような真にパブリックな性格を理解すれば、この裁判を支えるのは、原告とその回りにいる支援者だけではなく、地球の生態系そのもの、そして未だ生まれざる我々の子孫に思いを致す人たち全員を置いてほかにはありません。 そして、このような真にパブリックな裁判にお金を使うことは、タルコフスキーの「惑星ソラリス」に劣らず、才能と努力を注ぎ込むに値する真に価値のある仕事であり、大切で必要なことなのです。 そこで、内村鑑三が、「後世へわれわれの遺すもののなかにまず第一番に大切なものが金である。」と喝破したお金について、皆さまに支援のお願いをする次第です。この裁判は自費出版ならぬ自費裁判です、地球の生態系そのもの、そして未だ生まれざる我々の子孫に思いを致す市民ひとりひとりの手によって自主的に運営されているのです。 2005年2月10日 |
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振込いただいたお金の使い道 | |||||||||||||||||||||||||
お振り込みいただいたお金は,全て今回の裁判費用、具体的には、 裁判に必要不可欠な書面の作成・謄写費用、 代理人の裁判所まで出廷・現地調査等の交通費、宿泊費、 専門家の資料入手に要する費用、 など本裁判の運営に必要な経費に充当します。 もしお金が余った場合には、ささやかながらも、今後、同種の地球環境訴訟への支援基金として活用する積りです(詳細はこれから検討し、追ってお知らせします)。 |
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振込先 | |||||||||||||||||||||||||
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